岩船山高勝寺(いわふねさんこうしょうじ)
仁王門(県指定文化財)
享保15年(1730)建立
満山奇岩怪石をもって知られる岩船山高勝寺(天台宗)は宝亀8年(770)に弘誓坊明願(ぐぜぼうみょうがん)が開いたと伝えられている。
後年新田義貞が難病に罹ったとき本尊に願をかけ本復したともいわれる。本尊地蔵菩薩は、岩船地蔵の名で親しまれている。岩肌を出した山は死者の霊が集まるという信仰があり、関東の高野山、あるいは善光寺といわれる。
今でも子授・子育・安産の地蔵信仰は有名で、春秋彼岸には多くの参拝者が訪れる。三重県尾鷲の岩船地蔵は当山から勧招されたもの。
標高173m、600段の階段を登ると関東平野が一望できるとともに、境内には三重の塔・仁王門などの文化財も楽しむことができる。
三重の塔(県指定文化財)
寛延4年(1751)建立
所在地 | 栃木県岩舟町岩舟町静3 |
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電話番号 | 0282-55-2014 |
交通アクセス | JR両毛線岩舟駅から徒歩2分 |
東武日光線静和駅から車10分 | |
東北自動車道佐野・藤岡ICから10分 |