村檜(むらひ)神社
大化2年(646)に熊野大神と大山昨命を迎えて祀ったといわれ、主祭神は誉田別命。その昔、藤原秀郷が唐沢山に築城の際、鬼門にあたる当神社を守護神として厚く信仰し、天慶2年平将門を叛せし時も御神徳の賜ものと弓矢を奉納したと伝えられている。
本殿は室町時代後期の建物で三間社春日造り、屋根は檜皮葺き。明治41年に国の重要文化財に指定された。
また、本殿左方の柱には工匠左甚五郎の作と伝えられる瓜の彫刻がある。下野国式内三之宮として今なお参拝者が訪れる。
所在地:栃木県岩舟町大字小野寺4697